借(仮)物語   まよいウェイ 上
秋葉原での買い物の帰り道である。
ふと見覚えのある、リュックサックを背負った小学生がいた。
それはまるで、道無き道を、はたまた未知なる道を追い求めて冒険をする冒険家のような、大きいリュックサックを背負った、あの小学生を。
そう!!
八九寺真宵だ!

俺「おーい、八九寺ー‼︎」
八「あっ!これはこれは、ストーカーさんじゃないですか♪」
おい…他の人が聞いたら、完全間違われる絵面だぞ(汗)
小学生に声をかける大人なんて、学校の先生と親しか許されていないんだからさ(汗)
俺「八九寺!確かに僕は小学生の頃に(須藤の車はストーカーだ!)って、からかわれた事は有るが、けして!陰湿的に人を着けまわすような変態ではない!
僕の名前は、須藤だ! 須藤雄大だ!」

八「すみません…なんだかさっきから着けられているような、背中の方で寒感っというか悪感のような違和感がして…むしろ、舐め回されてるような視姦されてる感じがしました…」
なにぃーー⁉︎⁉︎
それが本当なら、本当に僕はストーカーじゃないかー(汗)

そんな感じに、いつも通りの会話から始まる僕と八九寺であった。
俺「ところで八九寺!お前、何でこんな所にいるんだ?」
八「はぁ?何で私は、いちいち行く場所を須藤さんに報告しなきゃいけないんですか?何処に行こうが私の勝手だと思いますが(嫌)」
なんだ…?今日はやけに機嫌が悪いな。
俺「いや…ただ気になったから。」
八「分かりました!さては私を着けまわす気ですね!小学生に何考えているんですか!?もう!!(怒)
下心が見え見えです。もう変態の変体です‼︎うっわーーーー‼︎須藤さんのヘンタイーーーー‼︎‼︎」
俺「おいおい(汗)八九寺、お前僕の事、嫌い過ぎじゃないか??汗」
八「嫌いなんかじゃありません。もう、大っ嫌いです!!早くあっちに行って下さい‼︎‼︎」
どうやら現在、八九寺の間では、須藤さん嫌い嫌いプレイが流行っているらしく、今か今かとばかりに僕の返答を待っているらしい。
僕の反応を観て楽しんでいるらしい。
これでは、ツンデレじゃなくてツンツンじゃないか…。
どうして僕の周りには、ツンデレ(忍)やツンドラ(ガハラさん)やメンヘラ(老倉)やヤンデレ(昔付き合っていた、手首を切った元彼女)ばっかりなんだ。
(汗)
そんな‘‘須藤さん嫌い嫌いプレイ”を充分に十二分に楽しだ八九寺が
八「あっ!ところで酢糖さんこそ、なんでここに居るんですか?」
もう誤植じゃねーかー‼︎酸っぱいし甘いとか、よく分かんねーよ(汗)

気をとり直して
俺「僕はこれ、社員旅行の帰りに秋葉原に用があってさ」
そう、八九寺真宵と忍野忍のフィギュアを買ったのである。
八「へぇー、最近のフィギュアって、結構しっかりとした作りなんですね。変態さん♪」
もう名前でも呼んでくれないのかよー(泣)
俺「八九寺!何度も言うが、僕の名前は須藤雄大だ!」
八「すみません…かみました…」
俺「わざとだ!!」
八「髪切りましたー♪」
俺「それは僕の仕事だ!」
八「髪が抜けました…泣」
⁉︎⁉︎メチャクチャ、ストレス抱えているんじゃん(汗)大丈夫(涙)?
八「カ・ミ・ナ・リ・ニ・ウ・タ・レ・マ・シ・タ〜(痺)」
俺「もう重症どころか、死んでるじゃないか(汗)」
あっ!でも、もともとこいつは死んでるのか!。
八「神を観た〜(昇天)」
えぇぇーーー⁉︎⁉︎⁉︎
どんな臨死体験してきたのぉー(ビックリ⁈)
ゴーーーン(合掌)

こうして僕と八九寺は、本来の目的?を忘れて、いつもの‘‘かみましたシリーズ”を仲良く!仲良く‼︎していたのである。

次回、まよいウェイ 下 に続く。

*この物語は、フィクションです*
話しに登場してくる須藤さんは、実在とは異なります。

西尾維新著「鬼物語」一部抜粋

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