借(仮)物語   しのぶセブン


セブンイレブンでドーナツを買っていると

忍「お前様!」
っと、忍が声をかけてきた。
俺「うん?どうした、忍⁇」
普段は寝てるはずなのに珍しいな。

忍「お前様、どうしてこのミスタードーナツには、儂のゴールデンチョコレートがないのじゃ?」
いや…そもそもゴールデンチョコレートはお前の物ではないが…

俺「良いか、忍‼︎そもそもここはミスタードーナツではないし、最近ではコンビニでもドーナツを取り扱っていて、それが結構美味いんだぜ。」

忍「ふ〜ん、じゃあお前様。あれかのぉ!偽ライダーや偽ウルトラマンみたいなものなのか?」
偽って…こいつはいったいどこからその情報を…それに、偽物でも本物でもなくてただの食べ物であり、美味い物だよ。

俺「とにかく忍!ドーナツ産業は、ミスタードーナツの専売特許じゃなくて、手広く色々とやっているんだよ。なんなら、試しに1個食べてみるか?」

忍「なんじゃいお前様!儂は、ドーナツだったら何でも良い様な、軽い女に見えるのか⁉︎」
見える…
忍「よいか、ゴールドデンチョコレートはのぉ…etc」
長い…
差し入れのドーナツを買いに来ただけなのに、なぜ説教を…
5世紀以上も生きていて、ドーナツをつい最近知った女が何を知っているんだよ…

俺「良いから、食ってから文句を言え!」
とりあえず、ドーナツ詰め込む。むせ返す少女の反応は、
忍「むぅぅ⁉︎お前様!!ぱないのぉー♪♪♪
何でこんなに美味い物を知っておいて、儂に黙っておいたのじゃ‼︎憎いやつめ!
ミスタードーナツも良いが、このコンビニのドーナツも悪くないのぉ☆★」

俺「…………」

結局のところ、忍にはミスタードーナツでもセブンのドーナツでもたいして変わりなく、美味いって事なんだろ。
甘い物は美味い物で有り、好物ならぬ幸物で有るのは間違い無いな。

次回、まよいウェイに続く。


借(仮)物語
化物語から借りた話し(物語、ストリート)であり、化物語のキャラと自分が勝手に絡んでいる、仮そめの物語である。

*この物語は、フィクションです*
話しに登場してくる人物は、実在とは異なります。



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